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いくら欲しいのか

 エクセルなどの表計算ソフトを多少でも使える人で、資産運用・資産形成に興味のある人だったら、次のような計算をやってみたことがあるのではないでしょうか。

 月に40万円欲しい→年に480万円

 5000万円あったら→年利10%が必要
 8000万円あったら→年利6%が必要
 一億円あったら→年利5%が必要

 頑張って年利6%の利益を毎年出せるとしたら、8000万円あれば暮らしていけるという(机上での)計算です。何とかして今の仕事で出世して、8000万円は貯めて引退しよう、と。やってみたこと・考えてみたことがあるでしょう。もっとも、実際はもっと複雑な計算をしていると思いますが。

 私もよくやります。何の役にも立たないけれども意外と楽しかったりします。

 しかし、途中でこんなことに気がつきます。『税金が高い』『途中でミスったら?』まぁ、気がつかないで計算し、その計画通りに売買して破滅する人もたくさんいるので気がつくだけマシと言えるかもしれませんが、

 さて、前者の毎年かかる税金に関してはある程度予測がつくのですが、この計算の仮定で怖いのが後者です。もし、『勝った』つもりで8000万円貯めて引退した次の年(とりあえず税金とかは考えない)、1円も儲からなかったら(ただし、幸運にも損しなかったら)どうしましょう?貯めた8000万円から500万円、などと生活費を捻出することになるでしょう。

 問題はここです。残りの手持ちが7500万円に減少してしまっています。同じように500万円近くの利益を出そうと思ったら、年利6%では足りません。これではなかなか引退は遠いようです。投資だけで生活していくには、多額の自己資金と、安定して利益を出せるテクニックと、余計な生活費をかけない自己規制が必要ですね。

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