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個人投資家の外貨建て資産総額35兆円に

 2007年9月2日、国際決済銀行が4半期報告を発表しています。これによると、日本の個人投資家による今年の外貨建て資産の増加額は1ヶ月平均で1兆2000億円に達しています。2007年6月までに個人投資家の外貨建て資産総額は35兆円になったとのこと。この外貨建て資産急増の背景には、日本の低金利が敬遠されていることが挙げられています。2007年中盤までは、非常に円安傾向が長く続いていたのが第一の原因です。FX(外国為替証拠金取引)においても、ほとんどの国内個人投資家は円売りのポジションを取っていたものと思われ、これが外貨建て資産の増加に繋がっています。

 ある日本の外国為替取引サービスから提供されたデータを分析した結果、円キャリー取引(日本と海外の金利差に着目して、円で調達した資金を高金利通貨で運用すること)においても個人投資家の参加が急増しているとのこと。円キャリー取引では、日本円を売って外貨を買う・・・例えばドル円やユーロ円の買い、を行うことになるのですが、急激に円高になった時に多くの円キャリー投資家は損失を被るという点が問題でしょう。

 国際決済銀行というのはあまり耳慣れない方も多いかと思いますが、結構歴史が長く1930年に設立された機関です。元々は第一次世界大戦後にドイツの賠償金支払いを統括する機関として設立されたのですが、現在では国際金融上における諸問題やマクロ経済調整について話し合いを持つ場として運営されています。

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